1.0 目的

UL規格策定プロセスは、幅広い関係者が適時に策定に関与するオープンなプロセスとし、ULの指名に適合する、科学的根拠に基づく合意規格とすることを目的としています。 本ドキュメントは、そのような取り組みへの参加を支援することを目的としています。

2.0 適用範囲

本行動規範に含まれる指針の目的は、非常に高いレベルの倫理および法的基準に適合するように、ULの規格策定活動への参加者が行動する際の指針とすることです。 本行動指針は規格技術パネル(STP)のメンバーを含む、UL規格策定プロセスの全参加者に適用されます。 UL規格策定プロセスの全参加者がこれらの指針に従うことが重要です。 これらの行動規範はすべての業務活動に対する特定の指針を与えるものではなく、世界中の全参加者が従う必要のある倫理的な業務活動の指針を示しています。 行動規範が具体的に記載されている箇所は忠実に従う必要があります。 特定の状況が具体的に説明されていない場合、参加者は行動規範の精神を敷衍して最も適切な行動を判断する必要があります。 ULは行動規範の違反を非常に深刻なものと考えています。 行動規範に違反した場合、STPメンバーシップを直ちに停止することがあります。

3.0 責任

3.1 参加者は、UL規格開発プロセスの最善の利益を視野において、正直かつ誠実に行動する必要があります。 各問題には正当な意見の相違が頻繁に存在しますが、全参加者はそのような相違を解消するために、建設的に互いを尊重しながら協力する必要があります。

3.2 参加者はすべての観点を考慮する必要があります。

3.3 UL規格開発プロセス内のすべての議論、討論、および審議において、参加者は審査中の問題の利点と中身のみにコメントを限定する必要があります。 参加者が熱心に自分の意見や立場を主張することは可能ですが、無作法、脅迫的、またはプロ意識に欠けた口調での議論、または他の参加者を中傷したり、同意を形成するためのプロセス全体を妨害したりする議論は控えてください。

3.4 参加者はULの公式声明ではない声明を公表する場合、それが書面または口頭のいずれによるものであれ、いかなる声明も、個々の参加者の意見または立場に過ぎないことがわかるように適切な措置を講ずる必要があります。 参加者は公衆に誤解を与える文言を避けるようにする必要があります。

3.5 STPメンバーは、自らの資格、組織の提携関係、および利害関係者のカテゴリについて、タイムリーで正確かつ完全な情報を絶えずULに対して報告しなくてはならない義務を負っています。

3.6 一般カテゴリに分類されるSTPメンバーは、通常、特定の企業や商業的関心とは無関係な独立系のコンサルタントや専門家のカテゴリとなります。ただし、このカテゴリの独立系コンサルタントであっても、クライアントに雇用され、STPに対して特定の問題においてクライアントの代弁者として主張することがあります。そういった場合、コンサルタントはSTPに対してその利害関係をタイムリーに申告し、コンサルタントのクライアントが関与する(可能性がある)問題に関連する提案においては投票を棄権する必要があります。

3.7 STPメンバーは、雇用主、組織、または他の供給源から資金を受け取ってULの規格開発プロセスに参加するわけですが、資金の供給源については、積極的かつ継続的にULに申告する義務があります。 STPメンバーは、STP規格開発プロセスにおけるメンバーとしての活動に影響を与える目的で使用するまたは受け取る(と思われる)状況のもとで、申告した資金の供給源以外の個人、グループ、または組織からの贈物や歓待を要請もしくは受け取ることは禁止されています(ただし、要請したわけではない贈物など、名目価値が100米ドル以下の他の利益は許されています)。 本章は、STPメンバーに対する旅費や生活費などULによる認可された精算、およびULが支払う認可された報酬を禁止するものではありません。

3.8 参加者はすべての人々に尊敬および公平さを持って接する必要があり、特定の個人またはグループに優遇措置を施す(ように見える)ことは禁止されています。

3.9 参加者は、虚偽または情報または誤解を招きかねない情報を流布させたり、完全、公正、かつ徹底的な検討が必要な情報の提供を差し控えたりすることは禁止されています。

3.10 参加者はSTPメンバーを説得したり、投票を左右するために、嫌がらせや、脅迫、あるいは強要をしたりしてはいけません。 問題や提案などに対する支持または反対にSTPメンバーを導くことを目的とした情報を含む、またはそのような知見を提示する、専門的で丁寧なコミュニケーションも例外ではありません。

4.0 特許ポリシー

参加者は、Approved Regulations Governing ANSI/UL Standards Technical Panelsで規定されているように、ULの特許ポリシーを遵守する必要があります。

5.0 著作権

5.1 参加者はULの著作権、および他人および他社の著作権を尊重する必要があります。

5.2 使用されるUL規格関連資料、規格書、改訂版、告示、議事録は国内または海外の著作権法で全体的または部分的に保護されます。 本ドキュメントの条項に違反する形で、またはULの事前の同意なく、これらの資料を複製、配布、または使用することを禁じます。

5.3 UL規格または規格関連資料を策定するとき、参加者は著作権で保護されている別の組織の資料をUL規格または規格関連資料に含めることを禁じられています。ただし、ULが著作権で保護された資料の所有者から書面の許可を得た場合は例外となります。 規格および規格関連資料には、ハードコピー、電子メディア、イントラネット、インターネットなどの形式が含まれます。 著作権で保護された資料の所有者から許可を得た場合、使用条件として、アクノリッジメントまたはその他の情報をULドキュメントに記載しなくてはならないことがあります。

6.0 ULの名称または影響力の使用

参加者が個人的な目的でULの名称あるいは影響力を行使することは禁止されています。

7.0 ガイダンスの要求および違反可能性の報告

7.1 指針 - STPメンバーは、本行動規範や適切な行動を判断することに疑問または懸念がある場合、スタンダーズオペレーションズマネージャーのランディ・マイヤーズ(Randi.K.Myers@ul.com)に相談する必要があります。

7.2 報告 - 参加者は行動規範の違反に関する問題をスタンダーズオペレーションズマネージャーのランディ・マイヤーズ(Randi.K.Myers@ul.com)に報告できます。マイヤーズは問題を確認し、必要に応じて適切な処置を講じます。

CodeOfEthics_V2_2015