整合規格の利点

複数の規格への適合を実現するにはコストがかかるとともに、製品出荷までの時間が長くなってしまう場合があります。また、それぞれの要求事項が互いに相容れないものであったり対立している場合は、試験の重複実施や、異なるモデルの製品が必要になることもあります。逆に、同じ製品や同じ機器、同じ分野(エネルギーの効率的使用など)を扱う要求事項や指針が、複数の規格に重複して存在しているケースも多々あります。

規格の整合化が目指すのは、規格間の共通点を見つけ出し、保持する必要のある重要な国家要求事項を特定して、共通の規格を作成することです。企業にとって、このような規格の整合化はコスト削減とともに、要求事項への適合を確保する業務手順の簡素化につながります。また、規格の適合試験や監査に関する作業の複雑さも緩和されます。

ULは、重複した規格や対立する規格を最小限にする整合化活動を支援しています。

ULが実施する整合化活動は、2種類あります。それは、国際規格との整合化と地域規格との整合化です。


国際規格との整合化

通常、国際的な調和には、IEC(国際電気標準会議)やISO(国際標準化機構)が発行した規格など、国際規格の採択が含まれます。 国際的な調和とは、既存または新規のIEC規格およびISO規格でUL規格を採用することも意味します。 規格の調和が支持された場合、各国間の妥当な相違点を含むIEC/ISOベースのUL規格が開発されたことになります。 ULはIECベースのUL規格には各国間の相違点を最小限組み込むことが重要であると考えています。

地域規格との整合化

地域の調和には、ULおよび1つ以上の国家規格開発機関による共通規格の共同開発および同時発行が含まれます。 ULは、共通の規格を開発するために、いくつかの規格開発機関(SDO)と合意事項について同時発行してきました。 ULは調和案の開発を支援するための手続きとツールを開発してきました。

ULと整合化

ULは規格を調和させる場合、企業とのパートナーシップを重視します。 国際的な調和はULの規格開発において重要な位置を占めます。 調和が実際的なオプションであることが証明された場合、ULは国際的な調和の支持を継続し、現在発行されているIECベースのUL規格の各国間の相違点を最小限にする方法を模索します。 さらに、ULは世界中の関係当事者がUL規格の開発/整合化プロセスに参加されることを奨励しています。 ULの規格策定パネルで多様な見解に触れることによって、そのアウトプットがすべての関係者にとって、より安全でより持続可能な世界を構築するためにグローバルに受け入れられた要件とすることができます。

UL/CSA/ANCEに関する資料


メンバーシップ

ULはCANENA(米州電気技術標準調整会議)のメンバーです。 詳細については、 CANENAをクリックしてください。

UL/ULCに関する資料


テンプレートおよび説明書

ULテンプレート(MS Word用)およびユーザー説明書 - ULは、規格開発機関として、着手から発行までのドキュメント処理の所要時間を短縮する方法を、絶えず模索しています。 ULは受け取る調和フォーマット用に設計したWordテンプレートを開発しました。 このWordテンプレートが使用された場合、ULではこれらのWordドキュメントをSGML(ULでの発行用言語)に自動的に変換することができます。そのため、THC草案をTHC提案書を含む告示に変換するために必要な時間を短縮して、規格用資料の処理を高速化することができます。